中国 外資企業の投資促進と輸入関税の引き下げが決定
2018年9月26日の国務院常務会議において下記の項目が決定されました。
1.外商投資重大プロジェクトを推進する
“放管服”改革(「行政簡素化と権限委譲」「監督管理の強化」「サービスの最適化」の3つの改革)を一層深化させ、外資か内資を問わず全ての私企業にとって統一的な市場参入許可とオンライン備案を主とする投資管理制度を実施する。
外商投資企業の投資範囲の拡大のために、再投資時の配当源泉税繰延政策を奨励類投資項目から全ての非禁止項目に拡大する。
(配当源泉税の繰延措置はこちら)
知的財産権を積極的に保護し、政府の監督管理執行を強化する。
2.11月1日より、1585品目の工業製品の輸入関税を引き下げ、関税の平均税率を昨年の9.8%から7.5%に下げる。
製品 |
平均関税率 |
|
引き下げ前 |
引き下げ後 |
|
建設機械、計装機器などの電気設備 |
12.2% |
8.8% |
繊維、建材など |
11.5% |
8.4% |
紙製品など |
6.6% |
5.4% |
3.通関手続きの迅速化。輸出入に必要な証明書を86種類から48種類に減らし、不適切な通関費用も排除する。
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