Mondepal Consulting Group

 私がアジアで働くという念願叶って香港に移り、右も左もわからなかった当初、まず最初に心がけたことはお客様との接点を増やすこと、その中でお客様の課題を徹底的にヒアリングすることでした。 その時点で担当しているクライアントに留まらず、各種の交流会への参加やセミナーにご参加いただいた方へのフォローアップ、またあまり会計士がやらなそうな電話でのアポイントなどスマートとは言えないやり方でも積極的に取り組んできました。

 会計士の業務のいいところは、会計という共通言語を通じて様々な業種の方と横断的に関わることができ、かつ踏み込んだ議論ができるところです。また、一つの会社でも継続して関わらせていただくことによって、会社の抱える課題や強みが長期的な会社の業績にどのような影響を与えるかといった定点観測ができる点です。

 様々な会社から踏み込んで伺ったお話に私なりの気づきを加え、課題ごと、産業ごとにタグ付けして詳細な議事録を作成して保管しているので、今でも何年何月何日にどなたとお会いしてどのようなお話を伺ったのか事細かに知ることができます。
そうこうして訪問した会社が2百社位を超えてくると、それぞれの課題や共通点が自分の中で体系的に整理され、業種や規模、海外での事業モデルやグループ内での位置付け、日本人とローカルスタッフの役割や社内の雰囲気などから、会社がどのような課題を抱えていそうか、また今後事業が伸びていきそうかといったことが感覚的にわかるようになってきました。

 私のミッションは、こうした洞察を多くの海外事業に取り組む会社様に還元し、良きアドバイザーとなってお客様の海外事業のご発展にお役立ていただくことです。

皆様の海外事業の課題に一緒に挑戦するご縁を頂けることを楽しみにしております。